レオノーラ・アルメリーニのコンチェルトのリハーサル時に審査員席より舞台を撮影
「リストコンクール」という名称の国際ピアノコンクールは世界にいくつかありますが、オランダのユトレヒトで開催される当コンクールは、1986年(リスト没後100年)に、「リスト・ユトレヒト」という名称に変更され、現在に至ります。
今回は新たな形式をとり、出場するピアニストの現時点での実力を競うというより、プロフェッショナルに磨きをかける側面が強いプログラムになっています。予選で選び抜かれたピアニスト達は一年近くをかけ、マスタークラスや音楽祭への参加を通じて彼らの音楽性を世界中の聴衆に披露しながら成長の機会を提供されます。
第13回リスト国際ピアノコンクール・ユトレヒトは、5段階のプロセスを経て行われています。
セミファイナルラウンド以降は複数メーカーのピアノから選定できる予定ですが、第2次審査はファツィオリピアノ一台のみが提供されました。
ここでは便宜上コンクールの名称を使用しましたが、実際は、タイトルから「Competition」という単語は外され、「Liszt Utrecht」が正式名称となっているほどピアニスト育成に重きを置いた内容となっています。出場者には出演料などが支払われるなど、様々な面で他のコンクールとは異なっています。
詳細に関してご興味がある方は、公式サイトの説明動画をご覧ください。
Liszt Utrecht 2022 (YouTube 英語)
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