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November 2010| ファツィオリ日記トップ |January 2011
「ショパンコンクールへの道」はまだまだ続きますが、弊社の越智は調律の仕事で非常に忙しいですので、しばらくお待ちください。
新着のゴージャスなピアノをご紹介します!:
このピアノはF228ですが、Macassar Ebony材(黒檀)の仕上げです。この仕上げはFazioli史上初めてです。
今まで、Fazioliの木目ピアノを造るときは、ほとんど素敵な玉杢の木材を使用しました。「Burr」もしくは「Briar」とも呼ばれ、根っこ近くの木目が非常に複雑なのが特徴です。
たとえば、以下のピアノはウォルナットのBurrです:
一般のウォルナットより、Burrの高級さはすばらしいですね!
逆に、黒檀は非常にElegantな木材です。特にピアノには昔から使用されてきました・・・そう黒鍵は同じ黒檀ですね。
このピアノを造るために、イタリア工場との色々な相談が必要でした。大きな問題点は化粧板の長さです。F228のボディの長さのために普通より長い化粧板が必要でした。試行錯誤の末、パオロ・ファツィオリ自身も大変喜ぶ出来上がりとなりました。彼の美的センスをくすぐる仕上がりとなり、、これからもっと黒檀のピアノをチャレンジしたいそうです。
しかし・・・第一号は日本にあります!!!
到着したばかりですが、すでにたくさんの方々がご覧になり、感激されました。
ぜひ、一度パオロ・ファツィオリのクリエーションをご覧下さい。そして楽器としての素晴らしさもご体験下さい。
(P.S. 他の写真を「最新カスタムメードピアノ」のページでご覧ください!
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